気管支喘息は治らないことはありません

気管支喘息そのものが不治の病であるかのように治らないと言われておりますが、本当にそうなのかなと半信半疑の方に向けて今回は気管支喘息であった筆者が実際に治らないのかどうかについて解説してみたいと思います。多くの場合が、喘息について誤解をしております。そもそも咳が出るだけなんてとんでもない勘違いをしていることもあります。また、患者自身の勘違いもあります。今回はお悩みの本人や、家族、周囲の方に向けて実際にどのようにすべきなのかの点も踏まえて紹介していきます。

 

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気管支喘息が治らないと言われている原因

■患者の大半が発作症状を放置するから
気管支喘息そのものにお悩みの方でもそうですが、発作をコントロールするわけでもなくひたすら咳ばかりしている方や、ヒューヒュー鳴っても放置している方が多いです。仮に薬を使ってもなお、発作がおさまらないのであれば別の薬に変えましょう。また、その放置がまさに治らない原因となっております。そういうのも、通常の気管支喘息の患者の気管支というものは、一般人よりも発作の頻度が高く、軽い炎症を起こしている状態です。怪我に例えると治りかけの状態です。また、それらは適切に治療すればほぼ完治しますが、気管支喘息の患者は自分の発作を甘く見て、放置してしまうケースも多いです。また、吸入ステロイドを使っている方は、飲んだり飲まなかったりというようなことを行っている方も居ますが、これは非常に危険でもあります。やめるならやめるでやめ方があるのですが、いきなりやめてしまうとリバウンドが起きます。つまり、以前の発作よりひどい状態で発作が起こります。また、通常予防薬として飲むべきものも飲んだり飲まなかったりで、気管支が炎症を起こして重症化してしまうケースも多く、患者自体が治療を甘く見ているのも治らない原因です。咳が少しでも出ているなと思えば、そのタイミングで吸入なりお薬なりは飲んでも良いです。気管支が落ち着いた状態でしばらく生活を続けていれば、実は自然に発作の頻度もおさまり、結果的に薬も飲まなくて済みます。そんなところが、薬は飲みすぎると体に良くないからという理由で頼らないご年配の方も多いです。これは非常に治療を遅らせていることにもなるので、本気で治療に取り組んでください。

 

■ストレス要因もあるから
気管支喘息そのものの原因としては、ストレスも挙げられております。人間生きていればストレスは溜まってしまいます。出来ればストレスそのものを生活から排除する必要がありますが、社会で生きているとそうもいきません。結果的にこれらを避けることが難しくなって、ストレスを抱えたまま生きている気管支喘息の患者は多いです。だから治らないと言われていますが、これらは前述のような治療をしっかりとすることで実は治すことは可能です。もし、本格的に悩んでいるのであれば、カウンセラーを頼ってみたり、喘息とは関係ないようなメンタルクリニックや心療内科、精神科などに行って治療を並行することも必要です。大半の場合はそんな必要がなく、治療に対する意識の心がけ1つで気管支喘息は治らないから治ると自信を持って言えるようになります。

 

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■薬そのものでは実際に治らない
薬そのもので治らないというのは残念ながら事実でもあります。そもそも薬があなたを治療してくれるわけではなく、治療の補助をしてくれるだけです。そういった意味で治らないというのであれば事実です。

 

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まとめると気管支喘息は治らないのではなく治療を甘く見ている

さて、ここまでのおさらいです。気管支喘息はかなり気道も狭くなってヒューヒューとなったり、痰が絡んだりして物凄くつらい思いをしているかもしれません。しかしながら、それを薬なしでそのままにしておいたり、少々の発作なら今は大丈夫だろうと甘く見てしまう患者の多いことです。気合で治るわけでもありません。一番の治療の近道はまずは発作の頻度を減らし、徐々に発作が起こらない体を構築していくことです。お薬そのものは悪いものではなく、治療を手助けしてくれるものです。そして、発作も何ヶ月も出なくなったところでそこがやめどきでもあります。特に吸入などを使っている方は、ステロイドタイプを服用している方も多いです。そんな方が、今日やここ数日は発作が出ていないからなんて楽観視してやめてしまうケースが多いですが、前述の説明のようにリバウンドというものが起こって、以前よりひどい発作が起こるようになります。これらをやめるにしても、徐々に頻度を減らしていくようにと医師からしっかりと指示が出ますが、治療の道が見えずに自分勝手にやめているケースもあります。これでは悪化して治らないのも無理はありません。だからこそまずは、薬をしっかりと服用する必要があります。そして、お出かけなどをするときには薬を忘れないようにしましょう。また、気管支喘息の治療において我慢することは美しいことではありません。大人になれば我慢も少しは覚えますが、気管支喘息そのものに対しては我慢などする必要がありません。あなたが単に苦しいだけです。もう少し自分に正直になってみてはいかがでしょうか。

医者に治らないと筆者も言われていた

気管支喘息は治らないし、一生付き合っていかなければならないと筆者も言われました。そんな話を聞いたとき、筆者はもう健常な生活を送るのは無理なのかと落胆していました。ただ、薬を飲まないことはとても苦しいのです。嫌気がさしていましたが、そんなときこそいつもより多めということを意識しながら飲んでみることにしました。もちろん用法要領は守ってください。そうすることで、あれほどひどかった発作が、徐々におさまってきました。ただ、完全に治るというわけではなく、薬そのものの相性について医師と相談しても変える気がなかったので、治療で実績が出ている医者を探してみました。そこで出してくれた治療薬については、これまでと違ったものでしたが、筆者にはかなり効きました。そこから、真剣に治療に取り組んでいると、入院レベルでひどかった発作が、嘘のようにおさまっております。そして月1回くらいの軽い発作におさまり、書いている現在はもう何年も発作が出ていません。治らないというのはデマです。

 

もし、あなたや家族、周囲の方が治らないと諦めているのであれば、まずは治療に真剣に取り組むことからスタートです。

 

そして、発作が起こる原因を極力排除しましょう。

 

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