風邪と喘息の怖い関係

風邪をひいて、喘息が一緒に誘発されるというのは、喘息患者の中ではよくある話です。しかも、悪化してしまうこともあります。タイトルの通り気をつけてと書かれても、どのように気をつければ良いのか分からないと思うので、それを具体的に書いて行きたいと思います。そして、何より筆者が実際に喘息と風邪の関係を甘く見ていてかなり痛い結果を見ることになりました。単なる風邪だとは思っているとかなり悪化しました。

 

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喘息で風邪が悪化したり、併発する原因

風邪というと、熱が出たり、のどが痛くなったりすると思います。しかしこれを見てみると、実は体全体が炎症を起こしていることになります。これはウイルスなどが体に入ってきて、必死に対抗しようとして体全体や、その一部が熱を発していることになります。そして、喘息そのものというものも、気管支が炎症を起こして発作が悪化してしまう原因になっております。そもそも、風邪の今喘息発作を感じていなくとも、風邪が原因によって発作そのものが悪化してしまうことになります。このことから、喘息の発作と風邪が併発してしまうのは仕方がないことですが、本気で気をつける必要があります。

風邪というと、熱が出たり、のどが痛くなったりすると思います。しかしこれを見てみると、実は体全体が炎症を起こしていることになります。これはウイルスなどが体に入ってきて、必死に対抗しようとして体全体や、その一部が熱を発していることになります。そして、喘息そのものというものも、気管支が炎症を起こして発作が悪化してしまう原因になっております。そもそも、風邪の今喘息発作を感じていなくとも、風邪が原因によって発作そのものが悪化してしまうことになります。このことから、喘息の発作と風邪が併発してしまうのは仕方がないことですが、本気で気をつける必要があります。

筆者も喘息でかなり苦しんでいた時期がありました。それは冬の時期で、高校生の時でした。丁度マラソンが始まるシーズンでもあり、季節柄のせいか風邪をひいてしまいました。「いつもの風邪だろう」と甘く見ており、発作も併発してしまっていたもののとりあえず寝ておけばOKというような軽い気持ちでしばらく過ごしていました。しかし、風邪の症状が進行するにつれて、発作が悪化してしまいました。その時も筆者はかなり楽観的な考えをしており、吸入をしてみると楽になるだろうといつものように行いました。しかしながら、今回は話が違ったようです。1回程度でおさまっていた発作が、2回、3回と増えてきました。そして、処方されている上限まで吸入を行ってみるものの、効果はありません。悪化したままです。これは大変なことになってしまった、しかし病院で吸入なり点滴をすると余裕でおさまるだろうとこれまた楽観的な考えで居ました。ここまで書いていて思いますが、どれだけ危機感が無いのかという突っ込みを受けても仕方ない状況です。そして、病院について発作が悪化していることを伝えると、血液検査や吸入が始まりました。これで一安心かと思いきや、1回の吸入で治っていた喘息も、風邪のおかげか症状がおさまることがありませんでした。そして、点滴に切り替えながらこれで一安心かと思っていても、結局発作が悪化したままの状況です。あと一回ずつ、吸入と点滴を行いましたが、それでも改善の見込みはありませんでした。この時点で筆者の体はかなり疲労困憊の状態で、途中から車椅子での移動に切り替えられました。そして、病院から知らされたお知らせは、入院決定であるということです。単なる風邪によって喘息の発作が出てしまったと思っていると、そんな状況になりました。

 

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後は酸素マスクをつけて、点滴をしながら気管支の炎症が治まるというのを待つだけで、数日くらいは発作が出たまま過ごしたと思います。酸素マスクでかろうじて生きているくらいです。その夜の食事というものも、食欲があってもご飯を食べるのが気管支の炎症により、息切れしてしまって食べることも難しい状況です。お腹が減っているのに、喘息によって食べれないという悔しい思いをしました。高校の時の話ですが、これは食べ盛りのシーズンでもあり、悔しい思いをしました。

 

結局のところ、退院許可が出たのは9日後のことでした。後日談ですが、数時間病院に来ることが遅れていたら、命を落としていたと血液検査の数値を見せながら言われました。脅しでもなんでもない現実をつきつけられて、本格的に危ないと感じました。

 

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風邪で喘息が出たらとにかく病院へ急げ

あなたも、もしかすると今は単なる風邪で、喘息がたまたま一緒に出てしまっているだけだと気楽に構えているかもしれません。そして、きつくなってきたら吸入をすればいいと思っているかもしれませんが、そんな手順はすっ飛ばして、さっさと病院に行くようにしてください。そういうのも、喘息というのは自分にとって症状が落ち着いているように見えるときでも、気管支は軽く炎症を起こしております。さらに炎症することで喘息の大発作へとつながっていきますが、ひどくなると筆者のように何をしても改善が難しくなってしまいます。

 

しかし、その前に病院で吸入なり点滴なりをしっかりと受けることですぐに発作も楽になります。病院代がもったいないと思っていると、筆者のように入院してしまうはめにもなります。喘息そのものの治療を考えたとき、発作をなるべく感じない状態にしていくことが実は何よりも重要です。そんな状態を気管支に教えながら健康な生活と変わりないように過ごしていきます。最初は神経質なくらい薬を使うくらいで喘息の方は丁度良いのです。実際に筆者はこれを心がけて治りました。治療を長引かせないためには、まずは我慢をしないことが大切です。ここまで真剣に読んでいただいてうれしいのですが、ここを読んでいる暇があれば、すぐに病院に向かってください。悪化したまま本当に大変なことになります。もし、運転なども難しい状況であれば、大げさではなく救急車を呼ぶようにしてください。

 

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