喘息でマラソンができる場合とできない場合がある

喘息の方でマラソンをしてみたいとおっしゃる方や、子供の場合でしたくはないけど周りにマラソンを勧められたという場合もあります。それぞれの理由がありますが、基本的に喘息の方はマラソンをするべきではありません。しかし、必ずしもそうとは限らないという内容と共に喘息とマラソンの関係について書いてみたいと思います。また、健康目的でマラソンを行っている喘息の方もそれで良いのかという参考にするために筆者の体験談と共に本当のことを伝えていきたいと思います。

 

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喘息でそもそもマラソンをしても大丈夫な場合

喘息の方でどうしてもマラソンが大好きでたまらないし、実際に走ることは苦痛ではないとおっしゃる方も多いと思います。過去に世界一早いマラソン選手も喘息持ちということがあります。基本的に喘息でもマラソンが大好きというのであれば行っても問題はありませんが、基本的に発作が出てくると自己記録更新どころではなくなってしまいます。趣味レベルでマラソンをしているというのであればコントロールできる範囲で行ってみましょう。病院などで言われていることがすべて喘息の改善につながるわけでもありません。これによって自分がリフレッシュできている状態であり、マラソンをしなければ退屈するという場合ならば行っても良いです。リフレッシュできないということはストレスを溜めることにもなり、むしろそれが喘息の引き金になってしまう場合もあります。結果として、好きならば可能な範囲でやってみましょうというのが答えです。

喘息でマラソンを行ってはいけない場合

上記での説明とは逆に喘息でマラソンを行ってはいけない場合というのは、マラソンそのものが苦手であり、参加するのも苦痛を伴う場合です。実は書いている筆者が、過去にマラソンをするように言われたことがあります。ほとんど強制状態の中、マラソンを頑張って発作の中練習もしていたりしました。ある日、風邪やマラソンによるストレスによって体調を崩しており、いつものように喘息発作をおさえるための吸入をしましたが全く効きませんでした。病院に行って点滴をしても吸入をしても改善せず酸素の血中濃度は89%ほどで、2週間程度の入院となりました。もし、あなたが周囲から喘息の改善のためや何かしらのためにマラソンをするように言われているならば筆者がこの場をお借りしまして、その方に伝えたいことがあります。まず、マラソンの参加はやめさせるべきであり、いざとなれば医者と同じような措置がとれるのかと聞きたいです。多くの場合はそんなことは無いと答えると思います。医者でもない第三者が本人の喘息について甘く見たりして強要をしているならば立派な犯罪です。喘息の方でマラソンをさせるならば常に監視できる方でなければ参加させるべきではありません。

 

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子供がマラソンに参加しても良いか、先生に強要されたら

子供がマラソンに参加したくてたまらないとおっしゃっているのであれば、是非とも参加させてあげるようにしましょう。そういうのも、冒頭でマラソンに参加させても大丈夫な場合でリフレッシュできるからというのが大きな理由になります。ただし、少しでも本音を聞いてみて参加したくないという意思が見られるのであればマラソンをさせるのは控えるようにしましょう。また、子供であれば学校の先生などに喘息であってもするように言われることがあると思います。先生が医師免許を持っており、どのような事態にも対応できる方ならばその言葉は受け入れるべきです。先生は喘息を診るプロどころかド素人です。ネットで見た良い意見しか参考に出来ていない場合もあります。学校の先生レベルであれば医療知識はほぼないと言って良いので、聞き入れる必要はありません。診断書を提出して休むに当たる正当な理由があることを伝えましょう。

 

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喘息ならばマラソンでなくとも良い運動はある

一般的に喘息の方でも行いやすいのが、水泳であり、筆者も実際にそうでした。それでも発作は起こることがありましたので、水泳はしませんでした。その代わりウエイトトレーニングなどは個人的に大好きで書いている今も行っていたりします。マラソンを含む運動を行って良いかどうかは、喘息患者本人がそれによってストレスを抱えていないかどうかが指標になります。筆者は前述の通りウエイトトレーニングはとても大好きなので個人的に行っていますが、喘息発作も出ておりません。唯一のリフレッシュ手段ということもありますが、このように楽しめて行える以外ならばマラソンを含む運動は控えましょう。改善方法などは他にもたくさんあります。

 

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