喘息発作、薬がないときでも実は対処できる!?

喘息の発作の対処法について今回は説明したいと思います。もちろん、薬がない方に向けても説明します。今回は急を要している方も居ると思いますので、筆者が実際に試して効果があり、緊急性が高い順番に紹介しております。また、既にお読みの方である程度読んでも試しようがない方はすぐに病院に向かうか、動けれないレベルであれば救急車を呼ぶべきです。大げさでもなく、筆者が病院に行ったときは何で救急車を呼ばなかったのかと言われたこともあります。

 

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喘息発作の対処法で薬がない場合

・スポーツドリンクを飲む
軽めの発作であっても、重い発作であってもスポーツドリンクをまずは飲みましょう。喘息によって起こっていることは言うまでもなく咳ですが、これによって体内の水分が失われている状況です。気管支に潤いをしっかりと与えてあげましょう。これによって痰の排出もスムーズになり、喘息発作が軽快する傾向にあります。

 

・かなり濃いコーヒーかカフェイン剤を飲む
かなり濃いコーヒーとは2〜3杯分のコーヒーを流し込みます。交感神経に作用してくれてリラックス状態になります。喘息の方は、普段から色々な状況で興奮しているのでこれらの対処法で気管支が落ち着く傾向にあります。コーヒーなどに含まれるカフェインは通常神経を高ぶらせる効果があるのではないかと思ってしまいがちですが、適度な摂取は落ち着ける効果もあります。ただし、テオドール、テオロング、ユニフィルLAなどを飲んでいる方はこれらの摂取は避けるべきです。また、コーヒーなどではなくともエナジードリンクで代用できることもあります。これらもカフェインが含まれているため非常に有効です。

 

・姿勢を正して座る
喘息発作で苦しいのは分かりますが、対処法として背筋を正して座ると呼吸が楽になることもあります。ただし、姿勢が悪い方はこれらの方法がストレスになることもあるので、対処法としては試してみて不適切だと判断した場合はすぐにやめるようにしましょう。スポーツドリンクとこの方法で薬がない場合にも役立ちます。

 

・風呂場に向かう
向かうまでが少し辛いかもしれませんが、これが薬がないときにおすすめの対処法です。風呂に入らなくとも良いので、お風呂を沸かしてみましょう。これによって周囲は湿気で満たされます。気管も適度に潤わされることによって喘息の発作が改善することもあります。お風呂やプールサイドでは喘息発作が発生しない経験もある方が多いと思います。吸入器にもやはり湿気は含まれているので風呂場に向かうというのは発作に対してしっかりとした効き目があります。

 

・ストレスをなくす
このサイトでは散々ストレスについて述べていますが、発作の対処法としては薬のあるなしに関わらずストレスをしっかりと対処すべきです。今お悩みの発作の前に運動や翌日気になることはないでしょうか。これらにうまく対処できれば喘息発作も軽くなりますが、無茶なためになるべく自分がストレス要因を取り去ることが重要です。

 

・喘息のツボを押してもらう
喘息のツボは肩甲骨あたりに存在します。喘息患者なら高確率で気持ち良いポイントがあるのでそのあたりをしっかりと刺激してもらいましょう。薬がないときには有効な対処法です。これによって痰の排出がスムーズになったり、リラックス効果も同時に得られるために薬なしでもしっかりと発作を対処できることがあります。さて、一人の場合が問題ですが、これはテニスボールや背中を刺激するためのストレッチリングなどで肩甲骨を一人で刺激してあげることで発作が楽になることもあります。

 

■あわせて読みたい!
喘息のツボ、背中や手などを解説!

普通の喘息発作の対処法

・吸入をする
医師に指示されたとおりまずは吸入をしてみましょう。ここからは自己責任ですが、場合によっては保険適応なしという状況で使用回数を超えて吸入が使えることもあります。フルティフォームなどはまさにその代表例で、筆者も医者に説明されたことがあります。ただし、このような使用方法をした後は必ず医者に申請するようにしてください。ここまで発作居に対処できていないとなると医者は真剣に考えてくれます。

 

・病院に向かう
これが一番の鉄則ですが、まずは病院に向かいましょう。喘息発作が起こって、吸入をしても苦しい場合は冒頭で述べたようにオーバーな行動ではありません。下手をすると命に関わることなのです。基本的に喘息患者の方は発作でつらい状況が当たり前になっており、一般の方ならば普通に苦しいと思う状況でも平気で暮らしていたりします。そこで点滴を行ったり、吸入をしたり、酸素マスクをつけたりという治療は基本的なものになります。そのまま発作が慢性化してしまうと、酸素ボンベと仲良くする生活を2週間くらいすることになります。

 

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これだけは重視して欲しい喘息発作の対処法

色々とここまで発作時の対処法を書いてみましたが、風邪で喘息発作が誘発されている場合は特に慎重になりましょう。普段から使える吸入でも対処できない場合があります。病院でこの場合はしっかりと治療を受ける必要があります。場合によっては咳がメインの風邪が流行っていることもあるため、これらの場合は喘息患者にとってはかなり危険な状況にさらされていると言えます。だからこそ発作であって、薬があっても病院に行くことが必要です。これが改善されなければいくら普段コントロールできていても発作にはうまく対処できません。

 

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