喘息とエアコンの関係

喘息に対してエアコンが悪いというような話をよく見かけると思いますが、場合によっては喘息でも使っても良い場合があります。しかもほこりがいくらついてようが大丈夫な場合があります。それはどのような場合かと言うことについて今回は書いてみようと思います。ちなみに、筆者はエアコンで喘息が誘発されるかもしれないと病院で説明を受けたことがありますが、一度もエアコンが原因で発作につながったことはありません。だからといって、あなたやその他の喘息の方は大丈夫と言っているわけではありません。それぞれのケースについて紹介をしていきます。

 

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エアコンによって喘息が誘発されるのはなぜか

エアコンを使っているとまず一番は、掃除をしていないと内部に溜まったエアコンのほこりを浴びていることになります。これに反応するタイプの喘息の方も居るというだけの話です。特にこれは子供の傾向がとても強く、実際にこれで誘発される場合もあります。また、エアコンだけが原因ではありません。エアコンそのものの運転によって、天井に向けるにせよ床に向けるにせよ風が部屋のどこかしらに当たるのでこれによって部屋中のほこりが常に舞っていることも予測できます。これらの原因があってのことですが、さらに喘息が誘発される原因がまだ他にもあります。最近は環境の問題や体の影響から少なくなってきましたが、オゾンが発生している場合があります。これに気付かずにエアコンを使っている状態が考えられます。これによって部屋をいくら掃除しても、エアコンを掃除しても喘息に繋がる場合もあるので注意しましょう。残り1つは、エアコンの設定温度によるものです。夏や冬などはエアコンをたくさん使うかと思いますが、部屋の外と内の温度の差がありすぎるとこれによって、気管が冷やされることもあります。これによって、喘息が誘発されることも少なくはないです。また、エアコンそのものに除湿性能がついているものもあります。これによって、喘息の方は普段の気管支から水分が失われることになります。こうなってしまうと、場合によっては喘息に良くありません。発作の時に使っていると、さらに水分が失われて痰の排出も滞ってしまう可能性があります。

深く考えずにまずは喘息ではエアコンを使ってみよう

正直な話、現代においてエアコンを喘息患者は使うなと言うのは難しい話であります。また、使いたくなくても使われている場面もあります。喘息の方はまずは、エアコンのフィルターを掃除してみたり部屋の掃除をしてみたりして喘息発作が出ないかを確認してみて、ダメならばオゾンの発生を考えましょう。エアコンにそのような対策も施されているとなれば、次に考えられるのは温度の問題です。特に他の場面で温度については問題ないという心当たりがあるならば、除湿をしすぎていないかなどを1つずつ試してみてうまく喘息と付き合っていく必要があります。暑さ寒さをその他の方法で試すというのも場合によっては非効率的な上、スーパーなどに行ってみるとほとんどの場合はエアコンなどの空調が効いていることもあります。これによって、発作が出てしまうケースというのはそこまで多くないはずです。

 

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喘息に対してエアコンが大丈夫だと断定できる場合

これはずばり、大人の喘息に当たります。大人になってから喘息になったという原因はエアコンではありません。仕事や環境の変化によるもの、対人関係による心労が90%ほどで、残りはアレルゲンです。大人になれば職場によってはエアコンをフルに使っているところもあると思います。しかしながら、前述のことが原因となっていることが多いので、大人の喘息の場合はエアコンを使っていようがほとんど大丈夫な場合が多いです。あからさまにエアコンの前だけに限って悪化するということがあれば別の話ですが、大半はエアコンは大丈夫という認識で問題ありません。ただし、衛生面を保つという意味ではしっかりと掃除するのは喘息ではなくとも大切です。

 

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喘息の方がエアコンとうまく付き合っていくには

原因を1つ1つ排除して、特定できたところでまだまだ課題があることもあります。例えば寝ているときにエアコンの除湿が原因で喘息発作が誘発されているのだとなれば加湿をしてみたり、温度が原因であれば急激に温めたり冷やしたりしないということも必要です。また、エアコンだけに着目せず普段の喘息の状態をコントロールする必要があります。そちらの方が現代生活に適応するには一番早いです。そして、喘息そのものが落ち着いてきたら次は根本を治療したりと言うことが大事です。これは心労なのかアレルギー性のものかによって治療方法は全く異なり、エアコンとは話が違うためここではなく別の機会に解説してみたいと思います。そうすることでエアコンを使っても大丈夫にもなってきます。

 

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