テオドールの副作用や効かないケース

喘息についてテオドールが処方されていることも多いと思います。しかし、副作用があったり効かないというケースにあたる患者も実際に居るようです。筆者はこのサイトで何度も述べていますが、喘息患者なのでそのような方たちの目線からも解説できると思います。まずは最初にテオドールについてどのようなお薬かを改めて知ってもらい、副作用や実は効かないケースもあるということを知ってもらうために色々と喘息に悩む方へのアドバイスとしても解説していきたいと思います。

 

スポンサードリンク

テオドールはどのような薬か

テオドールというのは実はお薬の名前であり、正式名称ではありません。テオフィリンという正式名称があり、それに名前をつけて販売しているのがテオドールです。イソジンがヨウ素といわずにイソジンと言われているのと同じようなものだとお考え下さい。他にはテオロング錠、スロービッドカプセル、ユニフィル、アプネカット、などなどあります。錠剤、粉、シロップそれぞれの種類があり大人にも子供にも使えるようになっております。性質上カフェインと似たような動きをすることがあります。

テオドールの副作用について

最も多く見られるテオドールの副作用については手の震えです。食事中に副作用として手の震えなどを発見することが多いです。また、眠れなくなるといった副作用もあります。先ほどの説明のとおり、カフェインと似たような動きをすることからこの副作用を体験される方は多いです。また、テオドールを飲んだ直後に心臓がドキドキなるようになったりすることもあるので注意しましょう。また、心臓がドキドキしたりするということは脈の増加が見られるということになります。これが引き金として副作用では頭痛が出ることもあります。また、吐き気があったり食欲の減退が見られることもあり、特にこれは高齢者に見られる傾向です。少し肥満気味の方はこれによって尿酸値が上昇することもあり、筆者もこれに該当していました。また、肝機能のGTPの上昇が見られることもあるのがテオドールの副作用です。これを中止したときに肝機能が改善したということもあります。これが多く見られる副作用で、手のふるえや吐き気を体験している方は筆者の経験上中止した方が良いケースにあたります。それについてはこの後に説明してみたいと思います。危険な処方薬というわけではありませんが、最近では喘息の治療方法が変わってきていることから鉄板の処方とは言い辛いものになります。また、副作用が出やすい薬なので現代においては使われる機会が少なくなってきました。

 

スポンサードリンク

テオドールが効かないケースが増えてきている

最近はテオドールが効かないケースもあります。どのくらい効かないかというと検索候補にあがってしまうくらい効かないというケースであり、筆者も効かない状態で過ごしておりました。これが当たり前の喘息の治療と思っていましたが、そうではなく病院を変えることにしました。そして、その病院先で喘息に詳しい医師が過去の処方やテオドールの使い方を見て腰を抜かしていたのを思い出します。このことから今までのテオドールの処方で症状も落ち着いてきているならばそこまで気にされる必要はありませんが、効かないと感じているならば医者に薬の変更をして治療をしてみたいと申し出てみましょう。もし拒否されるようであれば病院を変えてみるのも1つの手です。テオドールは適切に使用すれば効きますが、多くの場合は副作用に悩んだり、正直なところ時代遅れという感じの治療薬です。それでも効く方が居るのでしっかりとなりたっておりますが、現代の治療方法は吸入と気管支拡張剤のダブルで効かせたり、アレルギーが原因であるならば抗アレルギーのものが処方されます。いずれにしてもテオドールによって発作のコントロールが全く出来ておらず効かないというのはお読みのあなたにとっても良くないことなので、病院を変更する決心をしてまで治療に望むべきです。

 

■あわせて読みたい!
喘息を楽にする方法

テオドールについて知らない医師も多い

テオドールの処方を安易にする医者の方も多いですが、しっかりと使えたり現代の医学に基づいて治療を行っているのであれば筆者は何も言いません。しかしながら、現代においてはテオドールを使用する機会は減ってきている傾向にあります。メーカーもこれらには十分気づいており、使える量をかなり減らしたりあまり使わないでねと病院側には再三の告知を行っているようです。確かにこれまでの治療薬の一番のお薬がテオドールでありましたが、考え方が変わってきたことからしっかりとお薬を使いこなしたり喘息に関して知っている医師ならばこれをあえて使おうとはしません。

 

スポンサードリンク

テオドールの飲み合わせや禁忌

・基本的にカフェインを含むものはテオドールと似たような動きをすることから副作用を強める可能性があります。
・セントジョーンズワートはテオドールの作用を弱める傾向があります。
・てんかん患者に対しては基本は使いません。
・高齢者に対しては副作用が多くあまり使いません。
・吸入系の麻酔とは禁忌です。