喘息の人が風邪をひいたら

喘息の人が風邪をひいたらどうすべきかと迷っている人に向けて、今回は対処法や、実際にどうするべきなのかということを紹介してみたいと思います。まずは、大前提として喘息の人が風邪をひいたら、病院に連れて行くべきです。それまでに色々と対処できることもあるので、しっかりとした知識を身につけて、今後の喘息とうまく付き合って行くようにしましょう。また、状況次第では本当に危険なことになってしまいます。場合によっては治療を長引かせたり、入院してしまうことにもなってしまいます。

 

スポンサードリンク

喘息の人が風邪をひいたら危険な理由

喘息の人が風邪をひくというのは珍しくありません。むしろ、一般的に健康な方と比べて、治療を適切に行っていれば風邪をひきやすい傾向にあります。それはなぜなのかと聞かれると、気管支が炎症を普段から起こしている状態なので、そこから細菌感染しやすいことや、吸入ステロイドを使っているならば多少なりとも免疫力が落ちてしまいます。そんなことから、風邪をひきやすくなっております。そして、風邪をひいたら危険な理由として、喘息の方は基本的に我慢してしまいがちなので、多少の発作が出たとしてもそのままにしてしまいがちです。しかしながら、風邪をひいてしまっている場合は、体全体が炎症を起こしており、気管支も炎症を起こしてしまいます。その結果、重度の発作になってしまったということがよくあります。咳喘息から気管支喘息に発展したり、気管支喘息でも、病院で吸入をしても点滴をしてもまったく手が打てない状態になって、酸素マスクをつけて入院という状況になります。まさに、筆者がその状況まで陥りました。今は治療する立場でもありますが、知識を仕入れるごとにいかに自分が喘息を甘く見ていたかということが分かります。だからこそ、喘息の人が風邪をひいたらこれから書くような適切な対処をしてください。

 

■あわせて読みたい!
喘息で死亡することはある!患者が死ぬ寸前になった話

喘息の人が風邪をひいたらまずは病院

喘息の人が風邪の症状を訴えているのであれば、まずは真っ先に病院に連れて行きましょう。これが早いか早くないかで入院するかしないか、本人の今後の治療に対する効果が変わります。基本的に喘息の症状に対して、少しでも気管支に炎症が起こってしまわないように早め早めの対処が必要です。扱い的に癌と同じくらいの意識の方が改善も早いです。また、本人が喘鳴(ヒューヒュー)に気づいてないケースも多々あり、我慢することに慣れているので、病院で指摘されるまで発作が起こっているのが分からなかったりもします。そんな判断が病院以外にできるわけもなく、素人が胸に耳を当てた程度では気がつかなかったり、間違っていたりすることもあります。適切な治療を早めに受けることで、今後の喘息の回復も早くなります。少し話がそれてしまいますが、喘息の人は治らないと言われて、不治の病のように思えるかもしれません。しかしながら、発作が起こっても放置したり、自分の発作に気づいていないというのも現状であります。これでは薬を使ったとしても、慢性的に炎症を起こしているので、次第に薬に対する反応も悪くなってしまいます。吸入ステロイドを使って、一時的におさまったとしても、自己判断でやめて悪化してしまうケースも多々あります。そうなってしまわないように、患者本人が過剰投薬だと思うくらいに神経質に投薬している方が、最終的に医療にかかるお金なども少なく、健常者のような生活をすることも可能になります。

 

スポンサードリンク

喘息の人が風邪をひいたら出来る個人での対処法

まずは、喘息の人が風邪をひいて1回でも咳をしたら、速攻で吸入をさせてください。そういうのもくしゃみや、咳、重症になると笑ってしまうだけで喘息が誘発されることがあります。そのタイミングで、息苦しさを感じていなくてもさせるようにしておきましょう。もちろん処方の範囲内でです。そして、水やスポーツドリンクなどを飲ませて、適度に水分補給をさせるようにしましょう。風邪による気管支の炎症によって、気管に痰が絡んでいる状態です。それに水分が少なくなれば、排出するのも困難になってしまいます。ある程度の水分補給をさせたら、喘息のツボを刺激してあげるようにします。一番おすすめなのは背中です。これについては過去に説明したので、そちらを参考にして下さい。

 

喘息のツボ、背中や手などを解説!

 

これによって何が起こるのかというと、気管支が上手に刺激されることによって、体がリラックスし、痰の排出がかなりスムーズになります。ただ、35歳以下の場合にしてください。風邪をひいているのであれば、少なくともツボの刺激で急激に体温が上昇することもあります。それによって、それなりの年齢の方ならば、体に逆に負担になってしまうのです。若い場合に出来る荒業でもあります。

薬がないけど喘息の人が風邪をひいたらどうすべきか

まずは病院という前提を踏まえ、薬がない場合で喘息の人が風邪をひいたらと考えてみると、コーヒーの補給が一番手っ取り早いです。もしくは、カフェイン剤を服用させてみてください。薬局でも売っております。この服用によって、気管支拡張効果があるので、人によってはすぐに効果が出始めます。例外もあるので、そうなってしまえば、病院代や通院の手間があると思わずに、すぐに病院にかけこんでください。先ほどの文章を真面目にお読みいただいた方ならご存知かもしれませんが、かえって入院してしまって医療費がかさむことにもなります。非常にもったいないです。また、ストレスばかりの環境にさらされているならば、そこからうまく脱出できるような方法も考えましょう。それでも避けることが出来ない場合ですが、サプリに頼るという手もあります。

 

喘息でサプリを選ぶとき知らないと損すること

 

 

 

スポンサードリンク