喘息に筋トレはおすすめです

喘息を治すには筋トレもいいよという話を聞いたことがあるかもしれません。その理由や、どのような筋トレをしていけばいいかということを解説してみたいと思います。単に根性がどうだとかそういうことをダラダラと書くつもりはありません。筆者も喘息に悩んでいた患者の一人でしたが、筋トレを行ったおかげばかりではありませんが、改善に非常に役立ったのです。また、どのような筋トレをあなたが行うべきなのかということについても紹介してみたいと思います。

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喘息に筋トレおすすめする6つの理由

・ポジティブ思考になれる
筋トレをしている人というのは無駄にポジティブな人が多いイメージです。そういうのもマイナス思考は筋肉を減らすから、本当はマイナス思考でもポジティブなことしか言わないというようなマニアックな事情があります。そんなことはさておき、喘息と筋トレの関係を説明してみると、まずは喘息が起こる原因としてストレスであるというのはこのサイトでも何回も解説してきたとおりです。なぜ、筋トレを行うとポジティブになれるのかというと、テストステロンが分泌されます。簡単に書いてみると男性ホルモンです。これが分泌されることによって、気分が上向きになります。本気で筋トレをした場合のお話ですが、喘息で筋トレをしようと思う方は、本気で追い込んでみてください。そして、体が温まるとこれまた気分が上向きになります。

 

・運動種目によっては心肺機能の強化もできる
喘息の方におすすめする筋トレは3種目ですが、そのうちの1つで足のトレーニングと言われているスクワットを行うと心肺機能の強化になります。単なる屈伸運動に思っているかもしれませんが、真面目にやると筋トレの中では一番きつい種目です。恐らく初めての方であれば、10kgも重量を持てばたった3セットで足がガクガクとなりはじめます。筆者も最初はそうでした。喘息は気管支が炎症してしまうことによって起こるのですが、あらかじめ強化しておけば、普段喘息が起こるようなシーンでも案外平気だったりします。

 

・回復力が上がる
筋トレをすると実は回復力が上がります。喘息の方はとにかく炎症した気管支をいかに早く回復させるか、なるべく呼吸が楽に回復させ、気管支をなるべく正常に保つかということが課題となっております。そのために薬だけではちょっと力不足を感じます。筋トレと関係を結んでみると、常に筋肉の破壊と再生の繰り返しが筋トレになります。それだけに体はあらゆる方法を選んでなるべく回復させようと頑張ります。喘息で発作が起こったときも、回復までの時間が非常に早くなるので、この観点からも筋トレはおすすめです。

 

 

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・食生活を考えるようになる
筋トレをするとスリムになりたい、たくましく見えるようになりたいといったようなそれぞれの人の考えがあると思います。せっかく筋トレをするのであれば喘息の方でも成果を出したいと思います。筋トレに必要なのはたんぱく質で、あなたの体もたんぱく質で構成されております。これを考えずに無計画に筋トレすると、筋肉がつかないどころか、体型も変わらず、喘息にもあまり効果が出ないので、なるべく筋トレをする方は食事に積極的に卵や肉、魚などのたんぱく質を選ぶようにしてみてください。

 

・日常に必要な体力がつく
例えば、喘息の方がつらい日常生活の動作といえば階段です。特に学生ならば3階以上になるとすぐに息切れしてしまう方も多いのではないでしょうか。自分の体を継続して支える基礎体力がついていないからです。結果的に息切れをしてしまって、喘息の発作に繋がってしまうということも少なくはありません。お読みのあなたも1度は体験があるのではないでしょうか。しかし、筋トレ(特にスクワット)を行うことによって日常に必要な体力がつくので、階段もあまり苦ではなくなります。

 

・ちょっとしたことで息切れしなくなる
筋トレをしていると、少なからずも体力がつくので息切れしなくなります。先ほどの体力の方で書いた階段の話もそうですが、何か物を持ち上げたり、買い物をする時、自転車に乗るときなど、案外このような動作が思った以上に楽になります。筋トレをしてから日常生活が楽になったという話もよく聞きます。

喘息の方が筋トレをするなら3種目

■胸の種目
喘息の方で、比較的簡単に行えるのは胸の種目です。腕立て伏せ、ベンチプレス、ダンベルフライなどの種目があります。詳しいやり方についてはここでは省略します。大きな筋肉を鍛えることによって、素早く体型も変えやすく、テストステロンの分泌が促されやすくなります。気管支に一番近い部位でもあり、その周辺の回復も促されやすくなります。

 

■背中の種目
これはちょっと特別な物が必要な場合もありますが、懸垂、ワンハンドローイングなどがあります。私たちは思った以上に背中を使っていることも多く、重い物を持ち上げることができるのは背中と脚のおかげだったりもします。背中も大きな筋肉のうちの1つと言われているので、このあたりは余裕があれば鍛えてみてください。喘息の方で腰痛がある方はひたすら軽い重さで行ってみるようにしてください。案外ダンベルなどを扱うようになれば、腰に負担がかかりやすくなります。なるべく正確なフォームを覚えるという意味でも最初は軽い重量でやってみてください。

 

■脚の種目
喘息の方に一番おすすめしたい筋トレがこちらです。メインはスクワットです。ランジもおすすめですが、まずはスクワットを行ってみましょう。屈伸運動ではなく、正しいフォームを身につけて行ってください。これを行うことで、筆者の場合は階段で息切れしにくくなりました。自宅の階段であれば、4〜5回往復してやっと息切れするかどうかくらいまでは体力をつけることができました。最初は自重で十分ですが、慣れてきたらなるべく重い物を持って正確なフォームで出来るようにがんばってみましょう。このあたりから体力がついてきたということを実感できるようになります。

 

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