喘息で使える痛み止め

喘息患者の一部には痛み止めが使えない方も多く居ます。実際にアスピリン喘息と呼ばれており、使うことに躊躇している方も多いと思います。今回は喘息の方でも比較的安心して使える痛み止めや、確実に痛み止めとして作用するものを今回は紹介していきます。特にアスピリン喘息の方は参考にして下さい。なお、これが起こるメカニズムなどは判明していませんが、痛み止めが入ってきたことによる体の防衛反応ではないかと筆者は感じております。その結果、喘息発作として出るということが挙げられております。そんなこんなで、喘息でも使える痛み止めについてです。

例えば痛み止めを使うケースとしては風邪の頭痛や熱症状、抜歯後、骨折の際などいろいろなケースがあります。喘息の方が特に風邪の症状は体験しないわけがありません。こういった場合の痛みなどの原因は風邪ということが分かっており、葛根湯でなんとなかったりするケースもあります。また、喘息の方によくありがちな頭痛でも、場合によっては痛みの原因が血流がかなり良い状態ということが挙げられます。結果として頭痛が起こっているので、この血管を収縮させたり、調節したりすることのできる薬であれば、喘息でも痛み止めとして使用可能です。ただ、今回は単なる痛み止めを探している方が多いと思います。そういった方に向けて、実際にどのような痛み止めが使えるか具体例を紹介します。

喘息に使える痛み止めとしてはアナロック、カロナール、ソランタール、セレコキシブが比較的痛み止めという範囲では安心して使うことが出来ます。カロナールについては使用量が1000mgを超えてしまったとすると、アスピリン喘息が誘発されてしまう可能性があるため、筆者の場合は200mg程度を使用量として使いましたが、特に異常はありませんでした。喘息をお持ちの方などはこの限りではないので、予め医師と相談するようにしましょう。また、漢方においては葛根湯（頭痛、熱）、呉茱萸湯（辛い頭痛）、当帰芍薬散（月経痛）などを利用できます。漢方についてはほとんど、大丈夫ですがこれらは処方薬に限ります。市販のものであると、別の成分が含まれているため、喘息が誘発されてしまうこともあります。ただし、出る確率としては低めのケースがほとんどです。これについては手探り状態のため、発作に悩みたくないという場合は漢方に切り替えることをおすすめします。

喘息の方でも何かあれば痛み止めを使ってきた方も多いと思います。痛みそのものを考えてみた場合、人間が体に休養なり何らかの対策を取るように指示しています。これをわざわざ痛み止めによってごまかすのですが、根本を治療した方が良い場合もあります。例えば、風邪を引いて熱と頭痛がという場合は体をこれでもかというくらい温かくしてひたすら寝ることで、起きたときに頭痛と発熱はすっきりしていたりもします。そうではない、頭痛に悩んでいたとして実は痛み止めが効かないケースがあります。特に葛根湯やカロナールなどは頭痛に対してよく使われておりますが、場合によっては効果を全く示さない場合があります。その見分け方は下を向いて首を左右に振ってください。痛みがあればこれらのお薬は効きません。ペインクリニックの出番となります。そうではない頭痛の場合は効きますが、喘息の方は何が原因で起こっていてどのような対処をすべきかということを踏まえて痛み止めを飲むようにしてください。完全に頼るべきではないと言っているのではなく、休養できる環境があるならば自然治癒力に任せて痛みの根本を解決することも大事ということです。

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たまにアスピリン喘息のことを踏まえて医者が出してくれない場合もあります。そういう場合は思い切って変更することも大事です。ただし、重要な痛みの場合にのみ行うようにしてください。これらの知識は喘息の方が特に知っておくべきで、医者によっては痛み止めと喘息の知識が無いために簡単に出してしまう場合もあります。安全を考慮するならば漢方を中心とした治療を行ってくれる病院なども視野に入れてみましょう。喘息の患者と医師の信頼関係が築けてこそ、しっかりとした治療ができると筆者自身感じております。もし、今の治療に納得していないのであればこのような方法も視野に入れておきましょう。